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「しあわせだいふく」再放送のお知らせ
2021-11-22 Mon 01:17
だいふくに乗る女の子

来る12月1日に「みんなのうた」で、昔アニメーションを担当した『しあわせだいふく』が放映されます。

今、「みんなのうた」では、番組開始から60周年を記念して過去の歌を紹介しており、その一環です。惜しむらくは、映像が流れている所に、リクエストした人の思い出紹介のナレーションが入ること。映像だけ見たい人には本当に邪魔なんですが…。

おそらく「しあわせだいふく」もそういう憂き目にあっているのではないかと思われますが、もし、お付き合いいただける方がおられたら、チェックしてみてくださいませ!

「しあわせだいふく」
「みんなのうた『年代別にお届け2000~2010年代』」
2021年 12月 1日(水)Eテレ 12:55

NHKプラスでも、テレビでの放送以降1週間程度配信されます。見逃した方はそちらからも是非!


“Shiawase Daifuku (Happy Ricecake)” will be on air on Dec. 1st at 12:55 on E-television (channel 2). It is a rerun of a programme aired in Dec. of 2007 and Jan. in 2008. I participated in this music video as an animator and did all the work by myself. Happy to have a chance to show my work again.

If you miss the programme or just cannot have the access to Japanese TV, there is an app called NHK plus, with which you can watch the show for about a week after 12:55 of Dec. 1st. The important thing is that you need to be in Japan to use the app.

I would really appreciate it if you watched it.

和菓子職人

だいふくを作る手元


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第18回広島国際アニメーションフェスティバル
2020-08-20 Thu 23:03
本来ならいよいよ本日からスタートだった、第18回広島国際アニメーションフェスティバル。今年はコロナウイルスのせいで、会場での上映は中止。受賞作品をネット上で配信することを検討しているとか。拙作『タコライスcafeきじむなぁCM「卵ゲット!」』は入選はしなかったものの、特別プログラムである「現代日本のアニメーション」に選ばれました。残念ながら、こちらも上映や配信はなしですが、以下のリストに名前が載ってます。

「現代日本のアニメーション」


広島国際アニメーションフェスティバルHPはこちら

Hiroshima'20 The International Animation Festival was supposed to start today if coronavirus did not spread. Because of the disease they decided not to screen accepted films and they are considering to distribute awarded films on the internet. Unfortunately my 15sec animation Kijimunaa the Taco Rice Cafe commercial "I've Got an Egg!" was not selected for the main competition but selected for the special program called "Japanese Animation Today." They do not have the screening of the show either but here you can see the name on the list.

"Japanese Animation Today"


Hiroshima'20 The International Animation Festival HP
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タコライスカフェきじむなぁCM『炎の精霊』が公開されました!
2020-01-22 Wed 01:01
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タコライスカフェきじむなぁのアニメーションCM第2弾が公開されました。お店のある沖縄では23日にテレビで放映されるようですが、ネットでも観ることが出来ます。ほんの15秒のCMですが、おひまなら見て頂けると嬉しいです。沖縄の妖怪、キジムナー達が活躍しています。

きじむなぁCM『炎の精霊』編

15秒のCMにおよそ4か月かけて作りました。かなりゆっくりなペースかと思うのですが、実家の仕事(アニメーションとは全く関係ない)の手伝いで半日潰れてしまうため、もう半日の時間でアニメーション制作を行っていたので、時間がかかってしまいました。(言い訳!)

ストーリーは、きじむなぁの代表の大原さんとメールでやり取りしながら固めていきました。大原さんが考えたアイディアを簡単な文章や絵で送ってもらい、それを基に私の方で絵コンテを描いたり、こちらからも独自のアイディアを出したりしました。候補は4つくらいあったのですが、その中で1つに絞りました。この『炎の精霊』編の大原さんの最初のアイディアは、木をこすりあわせて火をおこそうとして失敗しているキジムナーに、もう一人のキジムナーが髪の毛から火を出す方法を伝授する、というものでした。(キジムナーは伝説ではそうやって火をおこすそうです。)それを私の方で、最初のアイディア通りの絵コンテと、もう一本、現在のCMのストーリーである、三人のキジムナーが順繰りに髪の毛から火を出す、という絵コンテとを描き、二人で相談して後者の方に決めました。

難しかったのは炎の表現です。

色々と炎の参考映像をYouTubeで探し観察したり、『火垂るの墓』や『この世界の片隅に』の炎の動画をコマ送りで観ては、メモ帳に炎の形を描き取ったりしました。炎の部分部分のフォルムに、流れをちゃんと感じ取れるようでなくてはいけない。リアルすぎてもダメで、このCMの世界にあったようにデフォルメしないといけない。キジムナーの頭から炎が燃え上がる時はどのくらいタメがあったらいいのか、炎が柱のように燃えているときは火力がどのくらいあるのか、フライパンと接触する時はどんな形になるのか、などなど色んなことを考えて、何度となく描きなおしをして今に至る。

それからフライパンの動きとそれに連動するひき肉も!

鍋ふりって言うんですかね、手前に向かって鍋を引き、遠くへ向かって鍋を差し出す、という動きを楕円を描くようにくるくる連続して行うものですが、一体鍋ふりのどのタイミングで、どんな形でひき肉は上に飛び上がるのか、また、どんなふうに落ちるのか、これも観察と試行錯誤の連続でした。YouTubeでチャーハンを作る鍋ふり映像をどんだけ見たことか。

苦労話が長くなってしまいましたが、こんな感じで作っていました、ということで、少しでも多くの方に観てもらえればと思います。

よろしくお願いします。

プレスリリースはこちらからご覧いただけます。

The animation advertisement of Taco rice cafe Kijimunaa that I made is now on air in Okinawa. And also you can watch it on YouTube! Hope you will watch it when you have time. The kids in this movie are Kijimunaas, inaginary creatures in Okinawa, who can make fire with their hair.
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『あしたのんき エンジョ~イ ドローイング』展
2019-10-17 Thu 22:00
『あしたのんき エンジョ~イ ドローイング』展を見てきました。
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コーヒー&ギャラリー ゑいじうで開催中の「あしたのんき エンジョ〜イ ドローイング展」を見に行く。アニメーション作家、あしたのんきさんの初の個展で、これまでのアニメーション、イラスト、パラパラマンガ、モビール作品など、どれも軽妙で可愛らしく、ちょっとシニカル、そして彼女の自由でユーモラスな連想力を感じさせる作品群でした。

パラパラマンガが多数ありましたが、限られた絵の枚数の中に、どれにも一つのストーリーが存在する。少ない枚数で、多くの事を語ることができる人なのだなあ、と、改めて感心してしまう。

映像は十作品ほど。肩こり解消のために、肩だけ剥ぎ取って揉んで丸めて蒸して、また体に戻す、というとんでも作品「relax」や、六つの別々のアニメーションがお互いに作用しあう「6 piece」などが良かった。特に「6 piece」はアニメーションひとつひとつに対応する音楽がついていて、そのハーモニーも楽しいのです。
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他にも、パンダの絵が描かれた、電動式ゾートロープや、英字新聞の挿絵、パノラマボックス、入り口入ってすぐの壁に貼られていた、人間がお出かけしている時、ペットのカメは何をしているか、というマンガなど、楽しい見どころあり。一番最新作、(10月13日に描いた!)ラグビーの絵も。

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おしむらくは、もっと沢山見たかったというところ。あと、ゑいじうさんで出してくれる、アボカドレモンが美味しかったです。展示は10/19まで。

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ジブリ美術館『映画を塗る仕事』展
2019-09-21 Sat 22:00
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ジブリ美術館の『映画を塗る仕事』展を見に行ってきました。

『トトロ』のサツキとメイを例に、日中、黄昏時、夕方(だと記憶していますが)と、肌の色と影色が変わる様子が展示してありました。
特に面白かったのは、黄昏時は、肌の色は日中より明るく、影の色は一段暗くするということ。夕方だからと言って、色の彩度を落とせばいい、というものではないのだなと思いました。
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また、水に映ったキャラクターの色は、普段の色よりも暗い色を使うのですが、『魔女の宅急便』のジジのように、元々が黒い色の場合は、枠線を白にして(だと記憶してますが)、体は逆に明るい色を使うというのも発見でした。
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背景とセルの組み合わせによって水を表現しているところも勉強になりました。『トトロ』の、サツキが小川から水をくむところは、川底だけを背景美術で描いておいて、水の流れはセルで描く。これもやはり『トトロ』ですが、サツキ、メイ、お父さんがお風呂に入っていて、お湯があふれ出るところは、水がかかった所だけ床のタイル模様がセルで描かれる。いろいろ工夫しているんですね。

『おもひでぽろぽろ』の車のダッシュボードの緻密さ、それに合わせた膨大な数の色指定には、圧倒されました。
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