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没後150年 歌川国芳展
2012-02-12 Sun 00:28
8j0gcr.jpg

2月11日の土曜日、「没後150年 歌川国芳展」に行ってきました。
http://kuniyoshi.exhn.jp/


朝一番に飛び込んだので、最終日の前日とはいえ、まあまあの混み具合。



国芳の絵は、よく言えばド迫力な躍動的表現、悪く言えば通俗的劇画的で、ある意味醜悪・下品なものがあった。光と影の表現や稲妻などが非常に特徴的で、特に稲妻のビカビカ加減は少年誌のマンガのよう。忠臣蔵を始め様々な歌舞伎、三国志、水滸伝、八犬伝、過去の豪傑らのエピソードなどを知っていたら、もっと楽しめたろうな。



とにかく膨大な量の仕事が展示されていて圧倒的でした。展示の前期と後期で作品がまったく違っているらしいので、この倍の量は少なくとも描いているのかと思うとくらくらする。上記のように当時の誰もが知っている物語の場面、武者絵、役者絵、(この役者にこの芝居のこの役を当てはめたら…という遊びを含む)、美人画、戯画、団扇や双六のデザイン、なんでもござれ、である。

通俗的といっても抜群に絵は巧く、また海外の絵画から貪欲に遠近法や構図などの手法を吸収していったようだ。中にはパクリじゃないか!というものさえ。「忠臣蔵十一段目夜討之図」は、建物にしても当時の日本の建物と高さが違うだろうに、ニューホフの「東西海陸紀行」の絵からそのまま構図を頂いているのは、あまりに厚かましくて笑えてきます。逆に、「東都名所 かすみが関」は望遠レンズを使ったような絵で純粋に面白かった。スカイツリーが描かれていると評判になった「東都名所三ツ股の図」は遠近法を上手に使った一枚ではあるけれど、スカイツリーのおかげでもてはやされただけだったのね、という感じ。



個人的には、天保の改革中に幕府の禁をするりとかわすように描かれた、猫や雀などの動物ものや(特に最近発見されたばかりという「きん魚づくし ぼんぼん」が可愛い!)、歌舞伎役者の顔を落書き風に描いたものが洒落ていて好きでした。

art08.jpg



河鍋暁斎の師であったのはちょっとした発見。暁斎は西洋的なデッサン力を自分の中で消化しきった上で日本画に活かした人。私はこの人の擬人化された動物画が好きなんだが、あのバタ臭さは国芳の影響もあったのだろうか…?
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