FC2ブログ
27日 完パケの日 (その時アニメが動いた(しつこい?) 『しあわせだいふく』 その参)
2007-12-04 Tue 01:54
さて その翌日、、、

IMG_1379S.jpg


12:50 NHK西口玄関にて 担当ディレクターのOさんと待ち合わせ
エレベーターで数階上がり Hi-Vision編集室のドアをくぐると黒い司令室が。
とにかく NHKは迷路のようで 案内していただかないと
さっぱり分かりません、、、。
13:00から作業開始。

IMG_1393SS.jpg



作業は 前日 ちろっとお会いした
みんなのうた もう一人の担当のGさんと
オペレーターの女性と 4人で行われました。

まずは 昨晩のうちに納品テープからD5形式に変換し直した映像を
編集機上に読み込んでるようなご様子。

一度流してみる。
Gさん「きれいですね。これは 手描きですか?」
おや 嬉しいなあ。第一声で この言葉が頂けるとは。
大変だったでしょう?という質問には 
あははは としか答えようがなく、、、、。

次は 音合わせのタイミングを見ます。
特に問題なし。一発オーケー。

「最後に白いフェードアアウトをつけたいんです」と お願いし
やっていただくも タイミングに難あり。
十分にフェードアウトさせると 最後が短くなり
アウトした途端に みんなのうた テキスト紹介 の画面になってしまうし
フェードアウトが短くなると 終わり という 感じがしない。
1秒延ばしてもらっても まだ だめ。
その前の歌『じーじのえてがみ』の映像もすでに1秒のびているから
これ以上こちらを延ばせないし、、、。
前の番組のホワイトアウトを切ってしまおうか?
と 冗談めかした 意見が出るも(ごめんなさい こぐまさん)
なんとか ぎりぎりのところで 妥協点を見つける。

IMG_1397_trimmed2Sv2.jpg


Gさん「何か 直すところありませんか?」
え? こちらは最終バージョンを持ってきたつもりだったんで
急に言われても、、、なあ、、、、

Gさん「ないと すぐに終わって 時間余っちゃいますけど。」
言われてみれば 確かにやりきれなかったところはいろいろある。
この際だ。直していただかない手はない。
からす「あ じゃあ このカットに黄色い色見を加えてください」
と 色見の調整が始まる。

からす「うーん 一カット黄色くなると 前後にも付け加えたくなりますねー」
で さらに調整調整。終わったと思ったら 最後の方でも もう1カット。

考えてみると ここで これだけ編集作業ができるんだよねえ。
それに 作業の最初に
「このテープそのままで 最終の映像ですか?編集するところはありますか?」
といった内容の質問も受けた。合わせて考えると、、、、、
もしかして 素材だけ持ち込んだら 編集してもらえるのかしら?
と 思って聞いてみたところ
昔はそうだったらしいのですが 今は なるべく完成に近い状態で
持ってきてもらっているとのこと。一つ一つのカットをどうつなげるか
色々決めていくのは時間がかかって大変だし
スタジオを押さえる時間の長さなども長くなってしまうから だそうです。

そうして 本日の本題。タイトル・テロップ付け。
こんなの簡単じゃーんと思われるかもしれませんが
これで いろいろ決めることあるんですね。
フォント、、、これは 前もって決めてあるんですが
まず タイトルそのものの色でしょう?
その影の色や形状(はっきりさせるとか ぼかすとか)選び
タイトル用の画面選び(あの切り絵のかわいいやつ あるじゃない?)
なんてことを します。

タイトルの字体やタイトル画面ですが
後で分かったんだけど 自分で素材を用意してもいいんだね。
ちなみに 『じーじのえてがみ』のタイトル背景は自前だとか。
むむむ くやしい。
しかし 作っている最中は そんな余裕はなかなかないものです。


、、、ないものです(ため息)。


IMG_1407S.jpg


途中 テーブルの上に用意されていたお菓子を頂く。
プリングルス うすしお味でした。
個人的には サワークリームアンドオニオンが、、、、
いえ うすしお味もヘルシーだなと思いました。
やはりサワークリームはダイエット上は控えるべきだろうとか
どーでもいい思考が頭をめぐる。
やはり 疲れているのだろうか?
夕べあれだけ寝たのに。


そうして 歌詞などのテロップ入れ。
テロップも 色 サイズ 影の色・形状選びをやります。

歌詞つけは なんと ディレクターであるOさんが
すでに用意された文字列を 映像を流しながら
リアルタイムで挿入します!

そうして 後から微調整をするんだそうです。

そちらの方が手間がかからないのかな?

面白いなあ。

IMG_1408S_fix.jpg

専用のモニターの前に座って 
慣れた手つきで ボタンをぽんぽん押しながら 
歌詞挿入するOさん。



微調整自体は 
どのタイミングで歌詞を表示するか
(みんなのうた は 子供が歌えるように という 
昔ながらのコンセプトの番組なので 
歌詞は歌よりも早めに出るのだそうです。
なるほど 思いやりがある作りで良いですな。)
ポンと出るのか フェードイン フェードアウトなのか
など こまかいところに気を配っておられました。
えーと Oさんが。

ここまで 来ると 私の責任はほぼなくなっていて
時折適当な感想を言ってみたりする意外は
Oさんに 任せっぱなし。

最後の映像の確認も テロップの出方はあんまり見ず
SD画面に合わせて 映像の左右を切ったときに
ちゃんと絵が出るかなーと
そればかり気にしていました。

ごめんなさい。
白状します。
ごめんなさい。
ごめんなさい。




ごめんなさい。






「はい!結構です!」
「おつかれさまでしたー」「でしたー」「でしたー」

テロップ大丈夫だったんだろか と 多少の不安を残しつつ(苦笑)
「ふわぁ 本当に終わったんダア、、、」と
力が抜けきるわたくし。
あとは もう一本の作品と合わせるだけです。

それにしても 不思議な歌でした。
「「だいふく?」ってコーラスが入るなんて
みんなのうた くらいですよねえ。」
いや ほんと。

だいふくの歌のお仕事をしていますって言うたびに
なんか おかしいよな って 何度思ったことか。

IMG_1406S.jpg


途中 Oさんの言うことにゃ
「今度 余力のあるときには
もっとぐりぐり動かしたいですねー」と!

今回の映像は
スケジュール的や手法の質による作業量を鑑みて
動かすところと動かさないところを
はっきり分けていました。

それを受けて 言ってくださった
そのオファー自体は嬉しかった、、、、のですが、、、

尻込みするのは その作業量。
からす「いや、、、あの、、、このタッチではちょっともう、、、」
Oさん「いえいえ このタッチでも」

かんべんしてください、、、(涙)。

結局 今回の手法は 彩色やその後処理がとても大変で
死にそうになりながら 作業をしていました。
作業的に 多少無駄な手順が発生してしまったこともあるけれど 
基本的に 色々処理しないと 画面がまっとうに埋まらない。
いつもお世話になっている 絵描き仲間お二人に
手伝ってもらわなければ 到底終わらなかったしだいで、、、。

ぐりぐり動かすときには 別の手法で、、、お願いします。


でもね 作業中にふと思いだしたのが ある本に書かれていた
「すべての苦労が ふっと報われる瞬間というのがある」という一文。
確か アニメーション関係者による文章。
ああ これなんだな、、、と 感じていたような そうでもなかったような(笑)。

また もう一つ 大変嬉しかったことは
一番力を入れたシーンを Oさんがちゃんと認めてくれてたことです。

15:00 解放。

NHKの前の通りのイチョウ並木がきれいです。
いつの間にか 季節が変わってしまったなあ、、、。

IMG_1418S.jpg


*****
追記:

このあと ワタリウム美術館でやってる
南方熊楠展に行くこととなるのですが 
途中で 稲垣吾郎くん 見た。

何かの撮影で 低位置のカメラを覗き込んでました。

うれしいおまけ。
スポンサーサイト



別窓 | アニメーション | コメント:0 | トラックバック:0 |
| からすのつぶやき ふたたび |