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桂吉弥独演会(2010年3月7日(日))
2010-03-07 Sun 23:51
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行ってまいりましたよ。久々の生落語です。

って 一月に池袋演芸場に行ったばっかりですから 一月ぶりてとこですけどね。一月にいっぺん行くというのが 今年の目標ですね。(はい うそです)

いやもう 寒いし雨は降るし 雪にもなるかもしれないというのでひやひやしましたが 大した降りにもならずに済んで本当に良かった。


***

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今回は失敗しましたよ。もう。6時半「開演」やったのを「開場」と間違えて 余裕を持ってやってきたつもりが 国立演芸場の辺りがシーンとしてる。あれ、、、?お客さんはみなもう中に入ってるのかな、、、?と思ってたら 中もシーン。
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いや!ちょうばさんの噺が始まってるじゃないですか!

今日は 母との二人連れです。3列目の席だったので 噺の途中で入るのも気が引けるし入り口のところでジャケットだけ脱いで立ち見をしておりました。なので 新作落語でしょうかね『ぜんざい公社』聞き逃してしまったというわけで、、、、。

桂ちょうばさんは 去年NHK新人演芸大賞でノミネートされていた一人で 『皿屋敷』が上手だったので目をつけていたのになあ、、、。8日の今日も佐ん吉さんと二人会やってますが、、、今日は色々あって行けへんよ。残念です。

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プログラムはこのとおり。
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なぜか ちょうばさんの名前が吉の丞さんになっているほかは(事務の人が間違えたとか、、、)前回と同じように吉弥さんが3席も勤めるという バイタリティぶり。普通は独演会って2席くらいですよね。お得な感じ。



演目はこんな感じです。



桂 ちょうば『ぜんざい公社』
はい、ごめんなさい。遅刻しましたので 感想なしです。ごめんなさい ちょうばさん。ごめんなさい!どうもお役所が関係してる店でぜんざい一つ食べるのに お役所の中をたらいまわしにされる、、、ちゅような 新作落語のようでした。きれいなオチがついてました。


桂 吉弥『厄はらい』:本人曰くちょっと「地味目」の若草色の着物が綺麗でした。まくらのカーリングの話が面白かったです。あれは大阪のおばちゃんにぴったりのスポーツですねえ。「掃いてー!!」「もっと掃いて掃いてー!!」「とーめーてー!!」。けど、京都の方にはでけんと思いますわ。「掃いておくれやす」「もっと掃いておくれやす」「もう掃かんといておくれやす」、、、んなあほな(笑)。

新年を迎える前に厄を払うとちょっとした祝儀がもらえるというのんで 厄払いの文句を教えてもらった男。ちーとも練習もせんで 夕方も遅くから商売に出かけるのですが 「厄払いまひょ!」の掛け声さえ出てこない。なんとか大店で厄払いをさせてもらいますがろくなもんにならず、、、オチはその男でなしに 大店のみなの衆がごろあわせで厄を払っておしまい という形式。まあるく収まります。鍋焼きうどんの掛け声は出来るのになあと 男が「なべやーくはらい!」とまぜこぜにする辺りが楽しい。


桂 吉坊『質屋芝居』
待ってました!吉坊さん。上手い上手いという噂は聞いておりましたが ようやく聴けました。で やっぱり上手かったですね。あとで吉弥さんが「くれぐれも言うときますが これは桂 吉弥の独演会であるということを 皆様お忘れなく」というほど、、、(笑)。

演目は私の大好きな芝居噺。初めて聞く話でしたけどね。質屋に預けていた裃を葬式なのでと受け取りにお客が来ます。それを取りに三番倉へと入って行った定吉が 隣のお三味線の稽古を聞いてしまう。ちょうど忠臣蔵の三段目 高師直(吉良)が塩冶判官(浅野内匠頭)を遅い!と叱り 鮒侍とさげすむ場面。芝居好きの定吉。客の裃を借りて一人で芝居に興じていると 今度は番頭が預かっていた縞柄の布団を取りにやってきたところ 芝居の仲間入り。果ては 旦那までが叱りにきたつもりが「いや 二人ともなかなかやるなあ、、、」「よし 俺が札売りを引き受けよう」とミイラ取りがミイラに、、、。

三段目から三段目の返し(おかる 勘平の道行)までが克明につづられているのですが 吉坊さんの所作が上手なので 思わず見入ってしまいました。

しかし あれで28歳ですか。わっかいなあ、、、。高校生かと思いましたよ。いや 私から見れば28ってこと自体が若いんですけどね。(もう 周りにアンダー30がいなくなってしもたがな、、、、)

そうそう まくらはツイッターの話。国立能楽堂から国立演芸場へ移動中と書いたら 「吉弥さんの落語を聴きにいかはるんですか?」との書き込み。「出てるっちゅうねん。」


桂 吉弥『かぜうどん』
「桂吉屋のお仕事です」シリーズで何度も拝見してる『かぜうどん』ですが まくらのクリーニングのママ号の歌では手拍子出てましたな(笑)。うどんを食べる所作が以前よりも上手になってませんか?

服装は濃い目の紫系の茶の羽織に 縞柄のお着物できれいでした。

なんというか 以前吉弥さんの独演会を聴いた折は 吉弥さんが急ぎ気味に2席喋っているのがなんとなくバタバタしているというか せわしなくて 落ち着かなかったんですが 開演を6時半に早めた、、、からからな?一人ひとりの話がじっくり聞けてよかったなと。
吉弥さんには 静かな話し方が似合います。



<中入り>


桂 吉弥『ねずみ』
ええ人情噺です。もとは大きな宿屋『とらや』を後妻と番頭に乗っ取られ 向かいの物置に息子と二人で暮らしている腰の悪いもとの主人。息子がここで商売をしようと『ねずみや』という宿屋の名前をつけ がんばって客引きをして 連れてきたのがなんとかの有名な左甚五郎先生。いきさつを聞いて ねずみを彫るとそれが生きているかのように動く。それが評判になって 客がどんどん集まってくるが 『とらや』も負けじと左甚五郎に昔腕比べで負けたという彫り物師に虎を彫らせると ねずみがぴたっと動かなくなって、、、オチは綺麗な笑いで収まります。


この日の吉弥さんで 好印象だった理由その2。
吉弥さん いつものような今風のアレンジを全く入れてなかったですね。
『天災』では「バカボン」「忍者ハットリ君」などの小ネタが入ってました。『親子茶屋』でも「おそ松くん」が。吉弥さんの落語って時々そういうことがあるので 古典を素直にそのままやったらいいのにな と思っていたのですが 今日の演目では現代風にアレンジしたところがほとんどなくて 静かな語り口だったので 故吉朝さんの雰囲気に似ていたと
いうか、、、。


ああ 充実の2時間半でした。


(しかし 偉そうなこと ぽんぽんよう言うな。自分。)

***

そして最後は恒例の楽屋裏での差し入れです。

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吉弥さん 遅まきながらお誕生日おめでとうございます。

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吉坊さんです。
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吉弥さんとちょうばさん(左) 吉坊さんとスタッフのみなさん(右)
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吉坊さん ちょうばさん お話できて嬉しかったです。
(「あの、、、ちょうばさんですか?」て聞いたら「いえ 吉の丞です。」と返されてしまいました。)

皆様忙しい中をお引止めしてすみませんでした。

***

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おや?この子は誰でしょうか?
イッパチのようですが 色が違う、、、?

ご紹介はこの次にでも、、、。
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