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ぎっくり腰とアッコちゃんとオザケンの5月
2010-05-31 Mon 23:39
今まで 自分の心を揺れ動かしたいろいろなものから ふっと目を背けたくなって 変に冷静にどうでもいいって気分が静かに静かになっていくのを見つめていた5月。
欝の症状独特の 『根拠のない不安』にも1、2日お目にかかった。あ けど もう大丈夫。

連休中は 仲間とやっているしりとりアニメーションをバリバリと片付けてしまおうと思っていた矢先 4月の終わりにヨガをやったせいかぎっくり。2、3日で治るかと思いきや16日まで治らなかったのでがっかり。今でも 左足に後遺症が残っている。こりゃ 老化が早すぎやせんかい?どんより。

15日は大切な友人たちとの久々の再会と その二人と某O氏とで『不思議の国のアリス』を観にいったり夕餉を共にしたりで本当に楽しかった。

さて アッコちゃんであるが8日に音楽堂でのコンサートを聴きに行った。『へびの泣く夜』は哀しみの最果てを突き抜けて家に帰るところが一番好きだ。他に 祖母をなくした身には『変わるし』はちょっとかちかち山のたぬきがトンガラシを塗らされたように身に沁みてしまったが 印象的だった。アルバム『音楽堂』には明るい曲が多いはずなんだけど 気分的に暗い曲ばかり選んでしまったらしい。そんな中で一つ 『さあ冒険だ』は爽やかだった。あと 忌野清志郎の『恩赦』。矢野さんが歌うと オリジナルとはえらい違いになっちまうので こりゃ大変だ。

それから アッコちゃんの照明さんは 彼女のインプロなセレクション(とトークから曲に入るタイミング)に振り回されつつ 毎回めげずに素晴らしいライティングを演出しているとアッコちゃん自身のトークにより発見。照明さん偉い!照明さんすごい!

そういや 先に述べた大切な友人の一人はNYのヤマハで仕事をしており 自分でも作曲・ピアノを弾く才女である。私の数少ない作品『音のおもいで』と『雨の日は、何色?』に音楽をつけてくれた彼のお方である。彼女もアッコちゃんにピアノを貸し出したりする時など直接会ったりするんだって。すげー。



そして 何をおいてもオザケン ひふみよコンサート!

私自身 特に熱心なオザケンファンというわけではなくて パートナーのO氏の方が筋金入りのファンだから 私も曲を聴くようになった。もちろん嫌いじゃない。好きな部類だし 歌も少々歌えるし。でも 最近は全く聞いていなかったオザケン。

が!!
不覚にも感動してしまったじゃないか!なんでだ!?くそ!なんか悔しい。


オザケン自身が40代になった今でも 昔の面影を残しつつ全力をかけて熱唱し パフォーマンス全体としてもみなの熱意が伝わってきたことに 自分の不安を掲げるよりも まずは頑張らなきゃあ という気持ちになったのかもしれない。特に こっちの照明さんも矢野さんのとは全く違った意味で凄かったし。いや それとも聞いたことのなかった『天使たちのシーン』に癒されていたのかもしれない。いやいや でも思わず泣きそうになったのは終盤の『さよならなんて云えないよ』とか『強い気持ち強い愛』だったような、、、。あのライブ会場の密閉された特別な空間 オザケン自身 バンドの人たち 観客たちに裏方の人たちの熱気も加えた 時間を超越した空間の中でのみのへんてこりんな感動だったのかもしれない。勇気をもらったことだけは 確かだ。そして それをくれたのがアッコちゃんでもよね吉さんでもない オザケンだったこと。それが 不思議なんだよなあ。

オザケンじゃなくてオーケンのバンド再結成の歌『バンドイズバック』じゃないけど 「新曲なんか聴きたくない 昔の曲をやってくれ」という懐古主義的なムードはそこにはなく NYに住み 世界各国を旅し 日本という国を政治的にも文化的にも相対的な目で見たオザケンの「今」がそこにはあった。それが書籍としての『うさぎ!』なわけだけど でもライブのほうはやたらと政治色を振り回すでもなく 詩のような散文をMC代わりに読み 昔の歌の歌詞を一部変えつつ 「われら時を行く」のであった。それが 自分たちと重ならないわけはなかった。

シッカショ節。
彼の作った新曲のうちの一つ。
完璧な民謡だけど オザケンらしい 可愛らしさとエネルギーと切なさが交じり合っていた。これも 「笑い」とはどの文化にもある狭いコミュニティだからこその「分かる分かる」という嬉しさが生み出すもの というところから生まれたもの。
絶対 歌詞を解明してやるぞー。
(ヨッコイショー シッカショー!)

ちょこっと伸びた髪を真ん中分けにして 眉間にしわを寄せて目を三角形にして歌うオザケンは かつて「引越しのサカイ」でどってこどってこと踊っていた徳井優さんに似ていた。昔は もちょっと可愛かった気がしたのになあ。
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親はなくとも子は育つ…か?
2010-05-30 Sun 14:03

おてんとさまは偉大だなあ





二日後 白いカビが生えて死んでました、、、
非情(涙)

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FlipBook Exhibition vol.3 artworks part2
2010-05-01 Sat 13:29
This is a sequel of “Flipbook Exhibition vol.3 artworks,”and you can see 6
more pieces of every varaiety.
(Click the images to see larger ones)
*****

7) Asitanonki: "A Garden Man"

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This is not a “Gardener,”a “Garden Man!”
Wow! As the camera goes close up to the guy, he turns into a garden and---what comes next???
It was a thick, humongous piece of artwork and it shows her masculinity!

8)Takayo Nishimura:”THE GARDEN IN THE BOTTLE”
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Nishimura has been in the animation industry for years and he is a chief animator and character designer of Makoto Shinkai’s films, as “The Place Promised in Our Early Days,”"5 Centimeters per Second,” and an animator for “A Country Doctor”directed by Koji Yamamura. He was once hired by Disney Japan,too. He also has been making and selling his flipbooks for a long time so even though he said that he did not have enough time for this exhibition, still his stuff is sooo COOL!

Just see the speedy action through the images lined up

9)Icco Sasai:”Plum Tree”,”Cherry Tree”
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The very first flipbook arts made by Icco Sasai whose cover illustration of books are pretty famous. She took the photos of a white-eye’s movement and made into flipbooks. You might discover the secret of cutsiness of the busy little bird?

10)Junko Kawabata:”Seed’s SKY”
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The girl is looking at the image of a small person(herself?) who stands on the dandelion, and what is she going to do next?

11)tamax:”The Perfect Garden”
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As she writes in her own introduction, the perfect garden can be made in our own imagination. And I guess these are her ideal ones,,,? Surreal pieces.

She calls herself as a “filbook artist”, and I think that is a very neat job!


12)Sachiyo Watanabe:“transform”,“UP”, “DOWN”, “FALL”, “SAFE---?”AND
“Nyoki Nyoki(2006)”

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“Nyoki Nyoki(2006)”
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“transform”“UP”“DOWN”
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“FALL”“SAFE---?”
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These are my flipbooks---so many but not so effective. I have a lot to polish up---Or never I will challenge phenakistoscope. “transform”,“UP”, “DOWN”, “FALL”, “SAFE---?”are phenakistoscopes which is a very basic form of animation. As you can see two puppets struggling, you face the painted side of the circle plate to the mirror and turn it with a handle and see the image through the slits cut in the plate. Then you can see the images moving. In “transform,”I tried to make use of the loop effect to make the chaterpillar turns into a butterbly, but in the first place it was hard to make audiences to understand how to use them, and even thought you could use it properly, still the images flickered and could not see details of the animation.

“UP”, “DOWN”, “FALL”, “SAFE---?”are one set of a story.

“Nyoki Nyoki(2006)”is a piece that I submitted at the last exhibition. I was supposed to make the copies and sell them, but no time to do that. (Slow!!)But some day,I will be a flip book seller and sell my flipbooks in a bascket calling out “Flipbooks, flipbooks!! Anyone needs a flipbook?”
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まだ終わってへんよ!ぱらぱらマンガ喫茶展 作品集 その2
2010-05-01 Sat 10:06
前回ブログに載せた まだ終わってへんよ!ぱらぱらマンガ喫茶展 作品集の続きです。さらに6作品をご紹介します。
(写真はクリックすると拡大できます)


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7)あしたのんきさん:『庭男』
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やたらと響きに迫力のあるタイトル『庭男(にわおとこ)』!
カメラが近づくと庭師のおっさんの顔自身が庭になって、、、?
めちゃめちゃでかくて分厚い 男らしい作品でした。

8)西村 貴世さん:『THE GARDEN IN THE BOTTLE』
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ベテランアニメーターの西村さんの作品。最近では良く新海誠さんの作品に関わっておられます。販促用パラパラマンガも長年作っておられるだけあって 今回は時間がなかったとおっしゃっていたけれど お手の物って感じですね!
作品自身は 縦に並べた画像を見ていただいてこのスピード感をお楽しみいただきましょう!

9)笹井一個さん:『梅』『桜』
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ブックカバーのイラストなどで有名な笹井一個さん初のパラパラマンガ作品。二つともメジロがモチーフになっています。デジカメで撮影したメジロの動きをパラパラマンガに。普段ちょこまかと動き回るおちびさんの 可愛らしさの秘密が分かるかも!?

10)川端淳子さん:『Seed’s SKY』
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たんぽぽの種に投影された女の子のイメージ(自分かな?)、、、彼女はどうするんだろう?

11)tamaxさん:『The Perfect Garden』
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彼女が自己紹介に書いているように 完璧な庭というのもは想像の中で実現できるものなのですね。そして これが彼女にとっての理想の庭、、、、?なかなかにシュール。
あと自分のことをパラパラマンガ家と言い切っちゃう彼女はかっこいいと思います。

12)わたなべ さちよ:『transform』『UP』『DOWN』『FALL』『SAFE---?』/『ニョキニョキ』(前回作品)

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『ニョキニョキ』
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驚き盤
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『transform』『UP』『DOWN』
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『FALL』『SAFE---?』
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数こそ多けれ あまり効果的ではなかった 反省点いっぱいの自分の作品です。『transform』『UP』『DOWN』『FALL』『SAFE---?』は驚き版(正式にはフェナキストスコープといいます)という 目の錯覚を利用したアニメーションのご先祖様のようなものです。
パペットのイッパチとシゲハチがやっているように 絵の描いてあるほうを鏡に向けて 回転盤を回しつつ スリットから鏡を覗くと絵が動いて見える という仕掛けです。

動きのループを利用して 芋虫からさなぎ ちょうちょへの変化を狙ってみたのが『transform』なんですけどね、、、。なんか とにかく見せ方から説明しなくてはいけないのと 正しい操作方法で見てもちらちらして細かい部分が見えないのとで 失敗。
『UP』『DOWN』『FALL』『SAFE,,,?』は4つで一つの物語です。

『ニョキニョキ』は前回の展示で出品した作品です。販促用の見本としておきましたが 実際に販促物を作っている暇がなかったというまぬけなオチがつきました。将来的には作る予定です。そして 私自身 パラパラマンガ屋さんになろうと思っています。「ぱらぱら? え? ぱらぱら?」って 売り歩きまーす。
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