『四十九日のレシピ』で使って頂いたイラストが戻ってきました。まさに一年ぶりです。
レシピカードとして文字が付け足され リングで綴じられたり スクラップブックに貼られたり 年表に貼るために裏を補強されていたり ドラマの用途によって様々な使い方をされていたんだなあ ということが良く分かりました。と 同時にスタッフの方のご苦労も忍ばれるような気がしました。
レシピも紙芝居も何枚もの複製が作ってあり これまた百合子の分のレシピの束用だったのかな 本物をなくした時のためだったのかななどと想像。私の絵に似せて描かれた他のレシピイラストもかなり沢山含まれており 映像として写らなかったものの これらは皆 あのドラマの「厚み」になったんだと感慨に耽る。
これらすべてひっくるめて 大切に保管する予定です。
お仕事を頂いたのが2010年の8月半ば。完成したイラストをNHKさんにお渡ししたのが10月初めです。
イラスト達よ 君らはどんな人たちの手に渡って どんな風な体験をして来たのだろう?
私には 帰って来た君たちの姿からほんの少しそれを垣間みることが出来るだけです。
でも 大切に扱ってもらっていたことだけは確かだね。
語られない土産話に耳を傾ける…。
よく戻って来たね。
