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New さっちんをよろしく
2014-02-07 Fri 15:36
ぼくは、今、今日この日に悟ってしまったよ

ぼくが何に悩み続けてきたのか
ぼくは何になりたかったのか

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ぼくは10歳の時にはまだ自由であった

おそらく不自由になったのは、
受験勉強をして成績が上がり始め、
中学・高校と優等生になろうとしてきたあたりからだ
(ただし、成績だけ。奇行はよくやったなあ…)

いつの間にか、ぼくは特別な人になりたがっていた
偉い人・有名な人・凄い人に

大学でほころびがやってきて
それ以来、ぼくはずっと悩み続けてきた

が、今は、はっきりと言える

ぼくはぼくだ

ぼくは自由だ!

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きっかけは、宮崎さんの引退宣言だった
(2013年9月6日に発表、9月10日に記者会見)

宮崎さんが長編から引退することで
ぼくらには、もうこれから目標がなくなるんだナ

学ぶもの、従う規律がなくなるんだな、と考えたとき、

寂しく、残念な反面、

「では、これからは好きなようにやっていいんじゃないか?」と

思えるようになった。



そうだとも

規範・先例はなくなるが

今度はぼくらがそれを作る番だ



そうしたら、なにかがスゥッと頭から引いて行き、

かわりに右の後頭部がパチパチと小さくはぜはじめた



この時、ぼくは結婚式のWelcome Boardを描いていた

「よし、自分も(宮崎さんのように)自分を解放してみよう」

そう思いつつ、何か右脳の彼方の無意識に呼びかけるようにして

あのWelcome Boardは描かれた



今でも気に入っている


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その時から、ぼくの右脳はモウレツにフル回転しはじめた

叶精二さんに刺激されて、いろんなことを勉強しなきゃと思っていたし、

2013年7月の選挙結果が、日本を戦争へと駆り立てるような

戦前へと引き戻すようなことになったのに

危機感を持ったこともあって、

半藤一利さんの「昭和史」を読み、新聞を取り始め(ナント!!)、

考えに考えた挙句、11月の終わりごろ、

ひどい頭痛に襲われた

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それから二月半経って、

ようやく頭が一つの方向にまとまってきた

人の幸福は、今、ここに自分の大切な人たちがいて、

健康で、おいしくものを食べ、酒を酌み交わし、

楽しく嬉しいひとときを味わえている、

それに尽きるのだ、

ということ



ぼくの幸せは、ぼく自身の中にはなく、

ママにあり、パパにあり、

だんなさんにあり、

親戚にあり、友人にあり、

仕事仲間にある、ということ


とりわけ、ぼくは、

アニメーションという特異な分野に興味を持つことによって、

ノルシュテインさんはじめ、

すばらしい人々と出会うことが出来た

(直接ではないが、宮崎さん、高畑さんとも)




ぼくはこれまで幸せに気付かずにいた

でも、これからは幸せを、祝福を感じて生きていける



もりやすじさんが「もぐらのうた」で最後にこう書いている


「アニメーションをやっていて、本当に良かった」と


当時、無性に涙したそれは、おそらくそういった意味があったのだろう



今の僕は、全くもってあなたに賛成です


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この頭の右部分のしびれはまだ続いている

自分躁鬱病ではないかしらん、などと半分冗談、半分本気で

思ったりすることもたびたびだ

(ま、実際に鬱病にかかったこともあるし…)




でも


ぼくはこれから


人間らしく生きていけそうだ




2014/2/7 (Thu)

明るく暖かい陽射しのベランダにて
花に水をやりつつ、風を頬に感じつつ、ヒヨドリを眺めつつ思う



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