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桂よね吉独演会 at 国立演芸場(9月4日)
2010-09-04 Sat 17:52
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4月の東京独演会から5ヶ月…永かった?。
待ちかねていましたよ。よね吉さんが再び東京に来てくれるこの日を…!!

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先に色々と用事があったので 4時頃には国立演芸場には到着。
国立劇場のお茶どころ「濱なす」にて 和風のワッフル食べたり 早めの夕食を食べたり。
イッパチとシゲハチの誕生日の祝いの宴も 何故か行われていたりして…。

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そして 横浜ファン倶楽部会長 おきばりやすさんとさと岡さんにお会いして 落語家とファンのネット上での付き合い方の話に盛り上がり…。おいてけぼりにされていたのは K兄さんだったかな。ごめんね。


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IMG_1081levelS.jpg IMG_1080levelS.jpg(クリックしたら大きなりますよ)

桂 佐ん吉:手水廻し
佐ん吉さんの落語は以前12月6日の一門会で田楽食いを聞いたのですが いつも通り元気のよいご登場!というか 気合いが入ってましたね?。最初からこんなに飛ばしていくと よね吉さんがめちゃめちゃ頑張らなあかんので 大丈夫なんやろか と 思うくらい 強火でぐらぐらお湯を沸かしていきましょう!ってな感じでした。

手水廻しは 田舎の宿屋の旦那さんと板前さんが大阪からのお客さんの「手水(ちょうず)を回してくれ」という要望が何のことが理解できず お寺の坊さんに聞きにいったりして たいへんに見当違いのサービスを展開してしまうという 間の抜けた話です。

手水を回す というのは 顔を洗ったり歯を磨いたりしたいので たらいに水を張って ふさようじなんかと一緒に持ってきて という意味なのですが…。

「ちょーずをまわしてや!」という客に対して「チョ?ズ(ジョーズみたいな発音で)でございますかあ?」と聞き直す 女中のお鍋どんの口調が可笑しい。手水を長い頭であると説明してよこした坊さんの知ったかぶりも可笑しい。長?い頭の甚平どんを呼んできて 思いっきり頭を回させるシーン 爆笑の渦ですなあ。

で ここまでは 子供の頃笑い話の本とかで 聞いたことのある話やなと思ってたんですが 続きがあるんです。今度は 「ちょーず」とは何か 調べに行かむとて 旦那さんと板前さんが大阪で宿に泊まる ここから先のぼけ具合が新鮮でした!!

桂 歌之助:片棒

歌之助さんの落語は初めてです。米朝一門の歌之助さんが師匠で その方が亡くなったので名前を継がれた…ということかな?初めてなので 前より上手くなったとか どうやとか そんなことは全く言えないのですが そんな心配はまったく気にせず 楽しめました。佐ん吉さんから引き継いだ イケイケパワーをダウンさせずに さらなる加速のもとよね吉さんにバトンを渡そうという意気込みが伝わってきました。

大店の旦那が 三人の息子に 自分が死んだらどういう葬式を出すのか その心構えを聞いて跡継ぎを決めたいというところから始まります。長兄と次兄の葬式には趣向は違ってても それぞれ莫大な金をかけてばかばかしいくらいにド派手な企画が用意されていて 笑ってしまいます。対して三男のしわい屋ぶりも極端やし…。

結局 落語に出て来る人らはみんな気楽やなあ。

桂 よね吉:稽古屋

よね吉さん 最初に出てこられて「あれっ」と思ったのは なんかひっじょーに疲れてる様子だったんですね。なんやあごが青くて ひげ剃ってないんかな?とか 目の下にクマがあるようでした。ただ 喋ってるうちにどんどんいつもの調子を取り戻して 溌剌としてきましたが。

今日のこの日を待ってたぞ という方 友達に無理やり誘われて来たと言う方 なんかしらんがチケットが送られて来たから来たという方 色々いらっしゃると思いますが まあ来てしまえば同じことで… なんてことを話してましたね。これ きっと最後の最後まで客席が埋まらず 掲示板などでやきもきしてる書き込みが多かったからなんでしょうね。

よね吉さんのまくらは長いことで有名ですが 今回もまあ 長かったですね?。稽古屋本編と合わせて一時間ほど喋ってはった。いやいや 楽しいまくらで結構です。米朝師匠は今年 御年八十八歳で虫歯が一本もない!…総入れ歯です てないつものネタをやって 「おっ これはまだ笑いが取れるなぁ」なんてことを言ってたり 米朝師匠の歌舞伎座でのラスト公演の際の話もしてました。(この辺は記憶に残したらいかんと言われてますが(笑)。)

ぐるっと関西という よね吉さんの出演しているNHKの番組があるんですが まあ いろんなことでお休みになります。オリンピックしかり 国会中継しかり 甲子園しかりです。その間 何をしているかというと カルチャースクールへ行ってお稽古事をするのですが 何をやっても自分の芸に磨きがかかるというものではない。エアロビクスや手作りマトリョーシカのクラスを受けても 落語家としては何の役にも立たん分けですね。ここで しつこく手作りマトリョーシカへの興味を語るよね吉さん。この辺りの意外性がなんともあほ臭くてうまい。

で 長唄とか三味線 踊りなどのクラスと受講するわけですが 相手が落語家やと分かると お師匠はん(落語家の間では先生はみなお師匠はんですと)とたんに厳しくなるんです。2,3回休んだだけで「あほ!ぼけ!かす!死ねぇ!!」と。しかし 普通の方相手にはほめ上手。「あら? あんた 声がええわ。情がある。」声をほめられない場合は「あんた 節がええわ。情がある。」どこも褒めるとこがない人には「あんたは ずっと正座してても 足のしびれんとこがええわ。情がある。」(笑)



で 本編です。稽古屋は 無芸で顔も悪い喜六が「色恋をしたい」というので 甚兵衛はんに相談に来るところから始まります。無芸とはいっても 山城は宇治のほーたる踊り というものを会得したというんですが これが 素っ裸になって頭に赤い頭巾かぶって 体を墨で塗って おしりの間に蝋燭はさんで これでふわあっと舞うという あほ臭くもお下劣なしろもの。とても色恋に役立ちようもない。そこで 甚兵衛はんが踊りや唄を教えているお師匠さんを紹介してくれるのですが 人の稽古は邪魔するわ 自分の稽古はどもならんわ という噺です。

以前 CDで米團冶さんが小米朝さんだったときの稽古屋を聞いたことがあるのですが よね吉さんのは林屋染丸師匠から習ったとかでちょっと筋立ての順番や唄の中身が違ってました。そして よね吉さん自身が加えたくすぐりも大いにあるのでしょう。米團冶さんのものよりずっとこってり 笑いが満載!という感じでした。

お師匠はんがお手本に歌う唄があるのですが 朗々と良く響くいいお声でしたねえ。
「せきでまろめて うわきでぬれてん こまちざくらの ながめや にががらむ」とか そんな内容だった気がするんですが どなたか歌詞 分かりませんでしょうか?

ただ 米團冶さんに比べるとよね吉さんのお師匠はん 堂々とした感じが残ってて どこかのおかみさんっぽいかも…とも思ってしまいました。米團冶さんのほうが 線の細い女性の仕草は似合ってるし 踊りもちょっと上手かなと。いや もちろんよね吉さんの踊りもうまいんですが 比較の問題ですねえ。でも 何度でも見たくなる演目です。


<中入り>
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桂 よね吉:質屋蔵

「楽屋で怒られました。さっき話したことは皆 忘れてください!!これが 皆様無事にお帰りになる条件でございます。いいですか?」こんな第一声から続きは始まりました。(笑)

それからあらたまって「しかし こんな暑い中 暑苦しい落語を聴きによく来てくださいました。関西の落語家というとこちらではあまり知られてないことが多いのですが 本日はわざわざ足を運んでくださりありがとうございました」てなご挨拶。ほんまに今回は席が埋まるか埋まるかとどきどきしてましたが 満席でしたもんね。良かった…。よね吉さんもヒゲもそったみたいだ。こちらも一安心。



「質屋(ひちや)」さんという商売があります。今ではブランド物を買い取ってもらうというイメージが強い商売ですが 昔は使わないものを質に入れて お金を貸してもらい またある時期になったらお金を払って品物を返してもらうという使い方をしてました。ただ 元金だけを返したのでは質屋は儲かりませんから 利子を払う(利を上げるというらしいです)。利を上げないでおくと 流れて 他のところへ売られてしまう ということだそうで。


噺は 質屋の旦那さんが番頭さんに どうもうちの三番蔵に化け物が出るという噂を聞いたので確かめて欲しい と頼むところから始まります。ところが番頭さん 初めは大変にしっかりした方 という印象なのですが 確かめてくれと言われた途端に表情が変わり 「お暇を頂きます?」と涙声に。そんなに怖いのなら 助っ人を頼めと熊はんを呼んできますが この方もたのまれた途端に「ええ…わて…強いんです…人間相手なら…わてのことを強いと知ってる人間相手なら…」と頼りなくなってしまう。このあたりの 表情の変化がとても巧いんですねえ。流石やなあ…。

頼りない二人が番をしはじめるのですが 賄いを食べ酒も飲んでぐっすり眠ってしまった頃 件の三番蔵から物音がしはじめ 腰が抜けて動けない二人に代わって旦那が様子を確かめると やはり本当に妖怪が…。で 最後は地口オチであっけなくおわります。

稽古屋が初めから最後まで 笑い通しだったのに対して こちらは最初の番頭どんと旦さんの会話が静かなもので後に笑いが詰まっているということで バランスが良かった気がします。


<高座のはねた後>

いつもの通り 差し入れと称してご尊顔を拝しに行きます。これが楽しみなんですよ。にわかファンとしては。

よね吉さん この日は珍しくお着物のままでファンの方と話してました。ので お願いして写真を撮ってもらう。

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今回は 是非試してみようと思ってたことがありまして…

「わざわざ日本橋でこうてきました」とよね吉さんに手渡したクーラーバッグ。そこには モンシュシュ の文字。

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そうです!お渡ししたんは堂島ロール。よね吉さん「日本…これ あんた 堂島で買えるやんかー!」と 笑ってはりました。受けました受けました。いや? 喜ばないかも という指摘もあったので ちょっと不安だったんですが このくらいはユーモアとして受け流してもらえたようで良かった。「ありがたく頂きます!」とよね吉さん。

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ほかにも まめぐい屋で買った 赤と黒の金魚まめぐいとテレビまめぐいに包まれたお菓子もついていたので まあお許しください。

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あとは DVDとCDにサインをもらい ほくほくしながら 国立演芸場を後に。


追加:シンデレラロールを食べるイッパチとシゲハチ
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