
「ラ・マンチャの男」を観てきました。主演の松本白鸚は77歳にしてこれ程、と思うくらい声量があって、聴かせる歌声でした。セットの使い方も上手く、着替えるドン・キホーテを隠していた白い幕が、そのまま彼の死の床の上掛けになるという見せ方も良かった。
それから、松本白鸚演じるドン・キホーテの喋り方が印象的でした。勢いに任せて長いこと喋ったと思いきや、変なところで息継ぎをするのですが、セルバンテス役の時には、普通の喋り方だった事を考えると、気持ちだけが先走るドン・キホーテの表現だったのかと。

スポンサーサイト